こないだね、
ゆうくんと話していて
ひみつきちの物語の第四幕を読んでもらって
その感想を聞かせてもらったのです。
その中に、
「第四幕だけ、それまでと全く毛色が違うけど、いいの?」
「誰に向けての物語なの?」
という質問がありました。
そうなのです。
第四幕は、急に僕の哲学的な話がぎゅっと詰め込まれた
禅問答みたいな物語で
第三幕までの、分かりやすい冒険譚ではないのです。
そしてちっちゃい子には理解出来ない言葉や言葉遊びがいっぱい詰まっていて
置いてけぼりにしてしまう可能性があるのです。
ゆうくんやたくせんせに言われた事を踏まえて読み直し、訂正を入れたら
さらに、屁理屈が増えて、
なんだか、ちょっと面白くなってきちゃって(自分が)
吹っ切れたのです。
ラスボスはそうあるべきだと思うし、
物語の締めは、作者の伝えたいことを伝えるべきだと思うのです。
「何を共感してほしいの?」
っていう事も言われました。
この禅問答は、
子供達には、かなりのむかつきやいらだちを誘うまどろっこしさがあります。
大人たちは、それを子供たちに分かってほしいという期待と、なんで分からないんだろう?という疑問について、ラスボス?が代弁します。
未就学児には、申し訳ないけど、ちょっと退屈な15分になってしまうかもしれません。
『いつき』という主人公は、その禅問答を解決します。
いつきと一緒に、壁を乗り越える事が出来れば、きっと、
色んな意味で、楽しめると思うんですよね。
この第四幕は、小学生からの『学生』と
それぐらいのお子さんをもつ『親』や『先生』に向けての
物語なんだなーって思いました。
第三幕まではね、
その枠が全くなく、普遍的なテーマで
なおかつ、ドタバタコメディー冒険譚なので
一時間半は、どんな人たちでも
ただただ楽しく観ていられると思うんですけどね。
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